複数のユーザアカウントによるテストの準備

はじめに

今回のチュートリアルでは、営業部長の佐藤藤吉さん、営業一課長の加藤康介さん、営業一課の中谷みゆきさん、経営管理部長の日村恭介さんが登場します。組織構造（レポートライン）は、中谷みゆき→加藤康介→佐藤藤吉で、営業部と同列に経営管理部があります。

承認プロセスでは、ユーザを変えて承認する必要があります。都度、ログアウトしてログイン画面から各ユーザのIDとパスワードを入力する方法もありますが、手間がかかるので、代理ログインの機能を使ってユーザを切り替える方法で行いましょう。これはユーザ毎の権限（何の機能、項目、レコードが参照、編集できるか）の確認にも便利です。

代理ログインを有効にする

システム管理者がユーザとして操作できるよう代理ログインの設定を有効化しましょう。ユーザのメールアドレスの設定や認証などが省けて便利です。

※ツバイソPSAはデフォルトでこの設定を有効にしています。

まず、右上のアイコンから「設定」を開きます。

次に、左上の「クイック検索」に「ログイン」と入力して検索して、「ログインアクセスポリシー」を開いてください。

「管理者は任意のユーザでログインできます」にチェックをつけて有効化、保存してください。

代理ログインユーザからのログアウト後にシステム管理者ユーザに戻るよう設定する

「設定」を開いている状態で、「セッションの設定」メニューを開いてください。

「ユーザとしてログインしてから再ログインを強制する」のチェックがついていない状態にしてください。このチェックがついていると、代理ログインしたユーザからログアウトした場合に、ツバイソPSA(Salesforce)からもログアウトしてしまいます。

チェックを外しておくと、代理ログインしたユーザからログアウトした場合に、システム管理者のユーザがログインしている状態に戻ります。そのまま別のユーザに代理ログインすることができるようになります。

以上の二つの設定を行うことで、システム管理者が簡単にユーザを切り替えて承認プロセスや権限の確認を行うことができるようになります。

代理ログインの方法

それでは代理ログインをしてみましょう。

「設定」を開いて、「クイック検索」に「ユーザ」を入力して「ユーザ」を開いてください。

ツバイソPSAのトライアルでは、下記の通りのシステム管理者と4つのユーザが登録されています。

氏名の左に「ログイン」が表示されるので、これをクリックして代理ログインしてください。

「中谷みゆき」さんでログインしてみましょう。

以下のように、画面上部に「Nakatani Miyuki ([e-mail]) でログインしていますNakatani Miyuki としてログアウト」と表示されていたら成功です。

初めてで別のSalesforceアプリが選択されている場合は、ツバイソPSAのアプリを選択してください。

続けて、「Nakatani Miyuki としてログアウト」を押してログアウトしてみましょう。

システム管理者に戻っていたら成功です。

完全にログアウトされてしまった場合は、「代理ログインユーザからのログアウト後にシステム管理者ユーザに戻るよう設定する」を確認してください。

続けて別のユーザに成り代わってログインすることができます。