Index
はじめに
【期間費用】オブジェクトの使い方に関する操作マニュアルです。
期間費用とは、一定の契約に従い、継続して役務の提供を受け、期間の経過に伴って役務が仕入先から自社に移転されることにより発生する費用をいいます。費用認識は、一定の期間にわたり履行義務が充足されるにつれて行います。ライセンス料、保守サービス、各種月額基本料金などがこれに該当します。
ツバイソPSAでは、【発注】レコードから予め契約期間分の月次の【期間費用】レコード(将来の費用)を作成し、期間の経過に伴う履行を管理します。
【期間費用】レコードを予め作成することにより、【管理会計】において、仕入経費計上日を会計日付とした原価予定が計上され(制作指図に関連する期間費用を除く)、見込み損益を把握します。
期間費用レコード一覧の確認方法
ナビゲーションバーから「期間費用」を選択すると、参照権限がある期間費用レコードの一覧(リストビュー「最近参照したデータ」)が表示されます。ツバイソPSA標準で推奨のリストビューを用意していますが、ユーザ毎に業務に合わせてカスタマイズすることができます。
※リストビューの活用方法
期間費用レコードの新規作成方法
発注オブジェクトのフェーズ「調達業務中」で作成します。
【発注】レコードに関連する「発注明細レコード」の「費用認識の方法」が「期間費用」となっているレコードが「期間費用レコード」の作成対象となります。
使用方法
登録する項目は、項目一覧を、機能については、自動化機能を参照してください。
項目一覧
期間費用 (2022/05/10 更新)
項目名 | 説明 |
基本情報 | |
件名 | |
仕入先 | 取引先関連情報にて、取引先区分が仕入先と設定されている取引先から選択可能です。 |
取引先責任者1 | |
取引先責任者2 | |
取引先責任者3 | |
無効 | 本レコードを無効とする場合にチェックしてください。 |
仕入先受注番号 | 仕入先が発行する受注番号を管理する場合に使用します。 |
納品先 | 取引先関連情報にて、取引先区分が納品先と設定されている取引先から選択可能です。 |
承認情報 | |
承認ステータス | |
承認日 | |
担当者 | |
部門 | 当該レコードの責任部門を設定してください。レポートで集計が可能となります。また、承認プロセスの承認者を当部門の責任者設定によって自動設定することができます。案件責任者が設定されている場合は案件責任者1,2,3を承認者とすることができます。 |
次の承認者 | 「カスタム設定」|「ツバイソ動的承認プロセス機能の自動承認者設定機能の使用」をチェックすることにより、承認モードに従って、承認者が自動設定されます。 |
次の承認者番号(案件承認) | 案件承認の時に使われます。システムにより自動更新されます。 |
承認モード | 案件の責任者1が存在する場合は《案件承認》モード、存在しない場合は《部門承認》モードとなります。《案件承認》モードの場合は、案件の責任者1を最初の承認者として設定します。《部門承認》モードの場合は、レコードの部門の責任者を最初の承認者として設定します。 |
要個別承認 | チェックがついていない場合に一括承認・自動承認機能が利用できます。 チェックがつかない条件は、以下の通りです。「作成時の金額から変更」にチェックがついていない。 |
一括申請 | チェックをつけることで、以下の設定が行われます。「承認ステータス」= 申請済。ただし、「要個別承認」にチェックがついているときは動作しません。チェックをつけることで、以下の設定が行われます。「承認ステータス」= 申請中。「ツバイソロック(承認)」 = True。 この機能は「要個別承認」にチェックがついていない場合に使用できます。 |
一括承認 | チェックをつけることで、以下の設定が行われます。「承認ステータス」= 承認済。「承認日」= 実施日。「ツバイソロック(承認)」 = True。 この機能は「要個別承認」にチェックがついていない場合に使用できます。 |
作成中に戻す | チェックをつけることで、以下の設定が行われます。「承認ステータス」= 作成中。「承認日」= 空欄。「ツバイソロック(承認)」 = False。 「一括申請」または「一括承認」がチェックされているときに使用できます。 |
日付情報 | |
仕入経費計上日 | |
検収書発行日 | PDF帳票情報の発行日として転記されます。 |
契約日 | |
契約開始日 | |
契約終了日 | |
発注承認日 | |
金額情報 | |
期間費用金額(税抜) | 関連する期間費用明細オブジェクトの金額(税抜)の合計(無効を除く) |
期間費用金額(税込) | 関連する期間費用明細オブジェクトの金額(総額)の合計(無効を除く) |
作成時の金額(税込) | レコード作成時点の「期間費用金額(税込)」が設定されます。 |
作成時の金額から変更 | 「作成時の金額(税込)」と「期間費用金額(税込)」が一致していない場合にチェックがつきます。 |
消費税 | 関連する期間費用明細オブジェクトの税額の合計(無効を除く) |
消費税調整額 | 関連する期間費用明細オブジェクトの消費税調整額の合計(無効を除く) |
PDF帳票情報(取引先) | |
宛名 | 帳票PDFに記載されます。<br>の文字は改行に置き換えられます。最大2行にできます。40文字を超える場合画面上で確認しにくい場合があります。 |
郵便番号 | 帳票PDFに記載されます。<br>の文字は改行に置き換えられます。 |
住所 | 帳票PDFに記載されます。<br>の文字は改行に置き換えられます。 |
住所2 | 帳票PDFに記載されます。<br>の文字は改行に置き換えられます。 |
敬称 | 帳票PDFに記載されます。<br>の文字は改行に置き換えられます。 |
PDF帳票情報(自社) | |
差出人名 | 帳票PDFに記載されます。<br>の文字は改行に置き換えられます。 |
郵便番号 | 帳票PDFに記載されます。<br>の文字は改行に置き換えられます。 |
住所 | 帳票PDFに記載されます。<br>の文字は改行に置き換えられます。 |
住所2 | 帳票PDFに記載されます。<br>の文字は改行に置き換えられます。 |
電話番号 | 帳票PDFに記載されます。<br>の文字は改行に置き換えられます。 |
差出担当者名等 | 帳票PDFに記載されます。<br>の文字は改行に置き換えられます。 |
PDF帳票情報(その他) | |
帳票(件名) | |
帳票(自由)フィールド1 | 帳票PDFに記載されます。<br>の文字は改行に置き換えられます。 |
帳票(自由)フィールド2 | 帳票PDFに記載されます。<br>の文字は改行に置き換えられます。 |
帳票<条件>フィールド1 | 帳票PDFに記載されます。帳票フィールドを自動補完機能によりフェーズが納品書作成中の時にブランクであれば自動設定されます。 |
帳票<条件>フィールド2 | 帳票PDFに記載されます。帳票フィールドを自動補完機能によりフェーズが納品書作成中の時にブランクであれば自動設定されます。 |
帳票<条件>フィールド3 | 帳票PDFに記載されます。<br>の文字は改行に置き換えられます。 |
帳票<条件>フィールド4 | 帳票PDFに記載されます。<br>の文字は改行に置き換えられます。 |
帳票(ヘッダー)フィールド1 | 帳票PDFに記載されます。<br>の文字は改行に置き換えられます。 |
帳票(ヘッダー)フィールド2 | 帳票PDFに記載されます。<br>の文字は改行に置き換えられます。 |
帳票(ヘッダー)フィールド3 | 帳票PDFに記載されます。<br>の文字は改行に置き換えられます。 |
帳票(ヘッダー)フィールド4 | 帳票PDFに記載されます。<br>の文字は改行に置き換えられます。 |
備考 | |
支払情報 | |
支払担当者 | 支払レコードを作成したときに担当者として登録される社員を設定してください。 |
支払担当部門 | 支払レコードを作成したときに支払担当部門として登録される部門を設定してください。 |
その他情報 | |
メモ(社内用) | |
ファイルリンク情報 | |
検収書リンクファイル名 | |
検収書リンクURL | |
検収書リンク開始日時 | |
検収書リンク終了日 | |
リファレンス情報 | |
案件 | |
受注 | |
制作指図 | |
調達 | |
発注 | |
セグメント種別1 | セグメント種別:グループ1から選択することができます。 |
セグメント種別2 | セグメント種別:グループ2から選択することができます。 |
セグメント種別3 | セグメント種別:グループ3から選択することができます。 |
ツバイソロック情報 | |
ツバイソロック(承認) | |
ツバイソロック(承認)ユーザ | |
ツバイソロック(承認)最終ロック日時 | |
ツバイソロック(承認)の更新 | |
ツバイソアンロック(承認)の更新 | |
締処理 | 本レコードを締処理する場合にチェックしてください。 |
ツバイソロック(締め) | 「締処理」にチェックをつけることにより、以下を除き全ての項目がロックされます。[バッチ仕入経費作成可、バッチ支払作成可、メモ(社内用)、仕入経費作成済、全明細支払作成済、支払作成済明細数] |
ツバイソロック(締め)ユーザ | |
ツバイソロック(締め)最終ロック日時 | |
ツバイソロック(締め)の更新 | |
ツバイソアンロック(締め)の更新 | |
ツバイソロック(無効) | 「無効」にチェックをつけることにより、以下を除き全ての項目がロックされます。[作成時の金額から変更、全明細価格表から作成、全明細支払作成済、期間費用金額(税抜)、期間費用金額(税込)、消費税、消費税調整額] |
ツバイソロック(無効)ユーザ | |
ツバイソロック(無効)最終ロック日時 | |
ツバイソロック(無効)の更新 | |
ツバイソアンロック(無効)の更新 | |
システム情報 | |
支払作成可 | チェックが入っている場合に「支払作成」アクションが使用できます。チェック条件は、無効ではないことです。チェック解除条件は、無効が設定されていることです。 |
バッチ支払作成可 | チェックが入っている場合は、日次バッチにより支払が作成されます。 |
仕入経費作成可 | チェックが入っている場合に「仕入経費作成」アクションが使用できます。チェック条件は、無効ではないことです。チェック解除条件は、無効が設定されていることです。 |
バッチ仕入経費作成可 | チェックが入っている場合は、日次バッチにより仕入経費が作成されます。 |
納品書PDF可 | チェックが入っている場合に納品書PDFを作成できます。チェック条件は、無効ではないことです。チェック解除条件は、無効が設定されていることです。 |
検収書PDF可 | チェックが入っている場合に検収書PDFを作成できます。チェック条件は、無効ではないことです。チェック解除条件は、無効が設定されていることです。 |
明細数 | 関連する期間費用明細オブジェクトの件数の合計(無効を除く) |
価格表明細数 | 価格表明細と関連付けられた明細レコード数(無効を除く) |
全明細価格表から作成 | 価格表明細数 = 明細数(明細数0を除く)の場合にチェックがつきます。 |
支払作成済明細数 | 支払明細作成済にチェックがついている明細の数 |
発注で支払作成済 | 「支払作成済」がチェックされた発注レコードから作成された期間費用レコードがチェックされます。二重支払防止に利用します。 |
全明細支払作成済 | 明細数 = 支払作成済明細数の場合にチェックがつきます。 |
仕入経費作成済 |
期間費用明細 (2022/05/10 更新)
項目名 | 説明 |
基本情報 | |
期間費用明細表示名 | 明細に表示する内容を記載してください。空白にしてかつ単価、数量をブランクまたは0にするとPDF帳票の明細行そのものが表示されなくなります。 |
丸め方法(単価 * 数量) | |
消費税端数処理方法 | |
備考 | |
無効 | 本レコードを無効とする場合にチェックしてください。 |
案件名 | 期間費用オブジェクトの調達オブジェクトの案件オブジェクトの案件名 |
期間費用件名 | |
行番号 | |
日付情報 | |
仕入経費計上日 | |
金額情報 | |
単価(税抜) | |
数量 | |
期間 | 期間費用の場合は、役務提供期間を入力して下さい。 |
金額(税抜) | 単価(税抜) * 数量 + 期間割計算の端数差額。丸め方法(単価 * 数量)の方法で丸め込みます |
金額(税込) | 金額(税抜) + 税額 |
税率(%) | |
単位 | |
表示単位 | |
期間単位 | 費用認識の方法が期間費用の場合に、当該サービスの期間単位を選択して下さい。 1ライセンス1ヶ月 XX円でサービスを定めている場合は、単位は「ライセンス」、期間単位は「月」、 1ライセンス1年間 YY円でサービスを定めている場合は、単位は「ライセンス」、期間単位は「年」となります。 |
税額 | 金額(税抜) * 税率(%) + 消費税調整額 |
消費税調整額 | 明細合計金額の消費税額と明細単位の消費税額の差額調整に使用します。 |
期間割計算の端数差額 | 単価を年額で設定している場合は、月換算の単価を計算する時に小数点以下を四捨五入しています。その結果、仕入経費計上回数分作成した期間費用レコードの合計金額が発注明細における金額と一致しない場合があり、その端数差額を算出しています。生じた端数差額は、初月計上の期間費用明細に加算します。 |
商品情報 | |
商品・サービス | |
自社商品コード | |
メーカー商品コード | |
価格表情報 | |
価格表 | |
商品名(価格表) | |
商品コード(価格表) | |
価格表明細 | |
価格表から作成 | 価格表を使用して作成した明細にチェックがつきます。 |
その他情報 | |
メモ(社内用) | |
リファレンス情報 | |
期間費用 | |
発注明細 | |
商品・サービスセグメント1 | セグメント種別:商品サービス1から選択することができます。 |
商品・サービスセグメント2 | セグメント種別:商品サービス2から選択することができます。 |
商品・サービスセグメント3 | セグメント種別:商品サービス3から選択することができます。 |
システム情報 | |
支払明細作成済 |
自動化機能一覧
名称 | 説明 | トリガー |
期間費用明細エディタ |
期間費用の明細レコードを追加、編集、削除することができます。履歴から追加することも可能です。 納品書、検収書のPDFを出力することができます。設定により、「DRAFT」の透かしを入れて出力することができます。 |
ユーザ |
支払を一括作成 |
「支払用」リストビューで使用することができます。 期間費用レコードをチェックし、「支払を一括作成」ボタンを押すことで、チェックした期間費用レコードに関連する支払レコードをまとめて作成することができます。 |
ユーザ |
仕入経費を一括作成 |
「仕入経費作成用」リストビューで使用することができます。 期間費用レコードをチェックし、「仕入経費を一括作成」ボタンを押すことで、チェックした期間費用レコードに関連する仕入経費レコードをまとめて作成することができます。 |
ユーザ |
(期間費用)帳票フィールドへ自動転記 |
帳票に記載する下記項目を自動作成します。 帳票(ヘッダー)フィールド1に「検収書発行日」、 帳票(ヘッダー)フィールド2に「期間費用ID」、 帳票(自由)フィールド1に「下記の通り検収致します」、 帳票(自由)フィールド2に「検収日」、 帳票<条件>フィールド1に「発注ID」、 帳票<条件>フィールド2に「仕入先受注番号」を自動作成します。
項目自動作成をカスタマイズすることもできます。 |
レコード作成、 または、無効にチェックが入っていない状態で転記元の項目を更新 |
(期間費用)支払漏れチェック |
「仕入経費計上日(検収日)」がX日以上前の日付、かつ、「支払作成済」と「発注で支払作成済」にチェックがついていない場合に、案件担当者に支払漏れの確認を行うようChatter通知します。
X日はデフォルトは40日です。カスタマイズ可能です。 |
スケジュール(毎日) |
コメント
0件のコメント
記事コメントは受け付けていません。