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はじめに
【期間収益】オブジェクトの使い方に関する操作マニュアルです。
期間収益とは、一定の契約に従い、継続して役務の提供を行い、期間の経過に伴って役務が顧客に移転されることにより得られる収益をいいます。収益認識は、一定の期間にわたり履行義務を充足するにつれて行います。ライセンス料、保守サービス、各種月額基本料金などがこれに該当します。
ツバイソPSAでは、【受注】レコードから予め契約期間分の月次の【期間収益】レコード(将来の収益)を作成し、期間の経過に伴う履行を管理します。
【期間収益】レコードを予め作成することにより、【管理会計】において、売上計上日を会計日付とした売上予定が計上され、見込み損益を把握します。また、【サブスクリプションKPIレポート】においては、MRR, ARPA, NRRの基礎となる経常収益として使用します。
期間収益レコード一覧の確認方法
ナビゲーションバーから「期間収益」を選択すると、参照権限がある期間収益レコードの一覧(リストビュー「最近参照したデータ」)が表示されます。ツバイソPSA標準で推奨のリストビューを用意していますが、ユーザ毎に業務に合わせてカスタマイズすることができます。
※リストビューの活用方法
期間収益レコードの新規作成方法
受注オブジェクトのフェーズ「案件業務中」で作成します。
【受注】レコードに関連する「受注明細レコード」の「収益認識の方法」が「期間収益」となっているレコードが「期間収益レコード」の作成対象となります。
使用方法
登録する項目は、項目一覧を参照してください。
項目一覧
期間収益 (2022/06/23 更新)
項目名 | 説明 |
基本情報 | |
件名 | |
得意先 | 取引先関連情報にて、取引先区分が得意先と設定されている取引先から選択可能です。 |
取引先責任者1 | |
取引先責任者2 | |
取引先責任者3 | |
無効 | 本レコードを無効とする場合にチェックしてください。 |
得意先発注番号 | 得意先が発行する発注番号を管理する場合に使用します。 |
納品先 | 取引先関連情報にて、取引先区分が納品先と設定されている取引先から選択可能です。 |
承認情報 | |
承認ステータス | |
承認日 | |
担当者 | |
部門 | 当該レコードの責任部門を設定してください。レポートで集計が可能となります。また、承認プロセスの承認者を当部門の責任者設定によって自動設定することができます。案件責任者が設定されている場合は案件責任者1,2,3を承認者とすることができます。 |
要個別承認 | チェックがついていない場合に一括承認・自動承認機能が利用できます。 チェックがつかない条件は、以下の通りです。「作成時の金額から変更」にチェックがついていない。 |
一括申請 | チェックをつけることで、以下の設定が行われます。「承認ステータス」= 申請中。「ツバイソロック(承認)」 = True。 この機能は「要個別承認」にチェックがついていない場合に使用できます。 |
一括承認 | チェックをつけることで、以下の設定が行われます。「承認ステータス」= 承認済。「承認日」= 実施日。「ツバイソロック(承認)」 = True。 この機能は「要個別承認」にチェックがついていない場合に使用できます。 |
作成中に戻す | チェックをつけることで、以下の設定が行われます。「承認ステータス」= 作成中。「承認日」= 空欄。「ツバイソロック(承認)」 = False。 「一括申請」または「一括承認」がチェックされているときに使用できます。 |
日付情報 | |
売上計上日 | |
納品書発行日 | PDF帳票情報の発行日として転記されます。 |
検収書発行日 | PDF帳票情報の発行日として転記されます。 |
契約日 | |
契約開始日 | |
契約終了日 | |
受注承認日 | |
金額情報 | |
期間収益金額(税抜) | 関連する期間収益明細オブジェクトの金額(税抜)の合計(無効を除く) |
期間収益金額(税込) | 関連する期間収益明細オブジェクトの金額(総額)の合計(無効を除く) |
作成時の金額(税込) | レコード作成時点の「期間収益金額(税込)」が設定されます。 |
作成時の金額から変更 | 「作成時の金額(税込)」と「期間収益金額(税込)」が一致していない場合にチェックがつきます。 |
消費税 | 関連する期間収益明細オブジェクトの税額の合計(無効を除く) |
消費税調整額 | 関連する期間収益明細オブジェクトの消費税調整額の合計(無効を除く) |
PDF帳票情報(取引先) | |
宛名 | 帳票PDFに記載されます。<br>の文字は改行に置き換えられます。最大2行にできます。40文字を超える場合画面上で確認しにくい場合があります。 |
郵便番号 | 帳票PDFに記載されます。<br>の文字は改行に置き換えられます。 |
住所 | 帳票PDFに記載されます。<br>の文字は改行に置き換えられます。 |
住所2 | 帳票PDFに記載されます。<br>の文字は改行に置き換えられます。 |
敬称 | 帳票PDFに記載されます。<br>の文字は改行に置き換えられます。 |
PDF帳票情報(自社) | |
差出人名 | 帳票PDFに記載されます。<br>の文字は改行に置き換えられます。 |
郵便番号 | 帳票PDFに記載されます。<br>の文字は改行に置き換えられます。 |
住所 | 帳票PDFに記載されます。<br>の文字は改行に置き換えられます。 |
住所2 | 帳票PDFに記載されます。<br>の文字は改行に置き換えられます。 |
電話番号 | 帳票PDFに記載されます。<br>の文字は改行に置き換えられます。 |
差出担当者名等 | 帳票PDFに記載されます。<br>の文字は改行に置き換えられます。 |
PDF帳票情報(納品書) | |
帳票(件名) | |
帳票(ヘッダー)フィールド1 | 帳票PDFに記載されます。<br>の文字は改行に置き換えられます。 |
帳票(ヘッダー)フィールド2 | 帳票PDFに記載されます。<br>の文字は改行に置き換えられます。 |
帳票(ヘッダー)フィールド3 | 帳票PDFに記載されます。<br>の文字は改行に置き換えられます。 |
帳票(ヘッダー)フィールド4 | 帳票PDFに記載されます。<br>の文字は改行に置き換えられます。 |
帳票(自由)フィールド1 | 帳票PDFに記載されます。<br>の文字は改行に置き換えられます。 |
帳票(自由)フィールド2 | 帳票PDFに記載されます。<br>の文字は改行に置き換えられます。 |
備考(納品書) | 納品書PDFに記載されます。15行目以降は2ページ目に記載されます。 |
PDF帳票情報(検収書) | |
帳票(件名)[受取] | |
帳票(ヘッダー)[受取]フィールド1 | 帳票PDFに記載されます。<br>の文字は改行に置き換えられます。 |
帳票(ヘッダー)[受取]フィールド2 | 帳票PDFに記載されます。<br>の文字は改行に置き換えられます。 |
帳票(自由)[受取]フィールド1 | 帳票PDFに記載されます。<br>の文字は改行に置き換えられます。 |
帳票(自由)[受取]フィールド2 | 帳票PDFに記載されます。<br>の文字は改行に置き換えられます。 |
備考(検収書) | 検収書PDFに記載されます。15行目以降は2ページ目に記載されます。 |
PDF帳票情報(共通) | |
帳票<条件>フィールド1 | 帳票PDFに記載されます。帳票フィールドを自動補完機能によりフェーズが納品書作成中の時にブランクであれば自動設定されます。 |
帳票<条件>フィールド2 | 帳票PDFに記載されます。帳票フィールドを自動補完機能によりフェーズが納品書作成中の時にブランクであれば自動設定されます。 |
帳票<条件>フィールド3 | 帳票PDFに記載されます。<br>の文字は改行に置き換えられます。 |
帳票<条件>フィールド4 | 帳票PDFに記載されます。<br>の文字は改行に置き換えられます。 |
請求情報 | |
請求担当者 | 請求レコードを作成したときに担当者として登録される社員を設定してください。 |
請求担当部門 | 請求レコードを作成したときに請求担当部門として登録される部門を設定してください。 |
その他情報 | |
メモ(社内用) | |
ファイルリンク情報 | |
納品書リンクファイル名 | |
納品書リンクURL | |
納品書リンク開始日時 | |
納品書リンク終了日 | |
検収書リンクファイル名 | |
検収書リンクURL | |
検収書リンク開始日時 | |
検収書リンク終了日 | |
リファレンス情報 | |
案件 | |
受注 | |
セグメント種別1 | セグメント種別:グループ1から選択することができます。 |
セグメント種別2 | セグメント種別:グループ2から選択することができます。 |
セグメント種別3 | セグメント種別:グループ3から選択することができます。 |
ツバイソロック情報 | |
ツバイソロック(承認) | |
ツバイソロック(承認)ユーザ | |
ツバイソロック(承認)最終ロック日時 | |
ツバイソロック(承認)の更新 | |
ツバイソアンロック(承認)の更新 | |
締処理 | 本レコードを締処理する場合にチェックしてください。 |
ツバイソロック(締め) | 「締処理」にチェックをつけることにより、以下を除き全ての項目がロックされます。[バッチ売上作成可、バッチ請求作成可、メモ(社内用)、全明細請求作成済、売上作成済、請求作成済明細数] |
ツバイソロック(締め)ユーザ | |
ツバイソロック(締め)最終ロック日時 | |
ツバイソロック(締め)の更新 | |
ツバイソアンロック(締め)の更新 | |
ツバイソロック(無効) | 「無効」にチェックをつけることにより、以下を除き全ての項目がロックされます。[作成時の金額から変更、価格表明細数、全明細価格表から作成、全明細請求作成済、明細数、期間収益金額(税抜)、期間収益金額(税込)、消費税、消費税調整額、請求作成済明細数] |
ツバイソロック(無効)ユーザ | |
ツバイソロック(無効)最終ロック日時 | |
ツバイソロック(無効)の更新 | |
ツバイソアンロック(無効)の更新 | |
システム情報 | |
請求作成可 | チェックが入っている場合に「請求作成」アクションが使用できます。チェック条件は、無効ではない、かつ全明細請求作成済ではないことです。チェック解除条件は、無効、または全明細請求作成済が設定されていることです。 |
バッチ請求作成可 | チェックが入っている場合は、日次バッチにより請求が作成されます。 |
売上作成可 | チェックが入っている場合に「売上」作成に関するアクションが使用できます。チェック条件は、無効ではないことです。チェック解除条件は、無効が設定されていることです。 |
バッチ売上作成可 | チェックが入っている場合は、日次バッチにより売上が作成されます。 |
納品書PDF可 | チェックが入っている場合に納品書PDFを作成できます。チェック条件は、無効ではないことです。チェック解除条件は、無効が設定されていることです。 |
検収書PDF可 | チェックが入っている場合に検収書PDFを作成できます。チェック条件は、無効ではないことです。チェック解除条件は、無効が設定されていることです。 |
明細数 | 関連する期間収益明細オブジェクトの件数の合計(無効を除く) |
価格表明細数 | 価格表明細と関連付けられた明細レコード数(無効を除く) |
全明細価格表から作成 | 価格表明細数 = 明細数(明細数0を除く)の場合にチェックがつきます。 |
請求作成済明細数 | 請求明細作成済にチェックがついている明細の数 |
全明細請求作成済 | 明細数 = 請求作成済明細数の場合にチェックがつきます。 |
売上作成済 |
期間収益明細 (2022/06/23 更新)
項目名 | 説明 |
基本情報 | |
期間収益明細表示名 | 明細に表示する内容を記載してください。空白にしてかつ単価、数量をブランクまたは0にするとPDF帳票の明細行そのものが表示されなくなります。 |
丸め方法(単価 * 数量) | |
消費税端数処理方法 | |
備考 | |
無効 | 本レコードを無効とする場合にチェックしてください。 |
案件名 | 期間収益オブジェクトの案件オブジェクトの案件名 |
期間収益件名 | 期間収益オブジェクトの件名 |
行番号 | |
日付情報 | |
売上計上日 | |
金額情報 | |
単価(税抜) | |
数量 | |
期間 | 期間収益の場合は、役務提供期間を入力して下さい。 |
金額(税抜) | 単価(税抜) * 数量 + 期間割計算の端数差額。丸め方法(単価 * 数量)の方法で丸め込みます |
金額(税込) | 金額(税抜) + 税額 |
税率(%) | |
単位 | |
表示単位 | |
期間単位 | 収益認識の方法が期間収益の場合に、当該サービスの期間単位を選択して下さい。 1ライセンス1ヶ月 XX円でサービスを定めている場合は、単位は「ライセンス」、期間単位は「月」、 1ライセンス1年間 YY円でサービスを定めている場合は、単位は「ライセンス」、期間単位は「年」となります。 |
税額 | 金額(税抜) * 税率(%) + 消費税調整額 |
消費税調整額 | 明細合計金額の消費税額と明細単位の消費税額の差額調整に使用します。 |
期間割計算の端数差額 | 単価を年額で設定している場合は、月換算の単価を計算する時に小数点以下を四捨五入しています。その結果、売上計上回数分作成した期間収益レコードの合計金額が受注明細における金額と一致しない場合があり、その端数差額を算出しています。生じた端数差額は、初月計上の期間収益明細に加算します。 |
商品情報 | |
商品・サービス | |
自社商品コード | |
メーカー商品コード | |
価格表情報 | |
価格表 | |
商品名(価格表) | |
商品コード(価格表) | |
価格表明細 | |
価格表から作成 | 価格表を使用して作成した明細にチェックがつきます。 |
管理会計 | |
管理会計を再作成 | |
その他情報 | |
メモ(社内用) | |
リファレンス情報 | |
期間収益 | |
受注明細 | |
商品・サービスセグメント1 | セグメント種別:商品サービス1から選択することができます。 |
商品・サービスセグメント2 | セグメント種別:商品サービス2から選択することができます。 |
商品・サービスセグメント3 | セグメント種別:商品サービス3から選択することができます。 |
システム情報 | |
請求明細作成済 |
自動化機能一覧
名称 | 説明 | トリガー |
期間収益明細エディタ |
期間収益の明細レコードを追加、編集、削除することができます。履歴から追加することも可能です。 納品書、検収書のPDFを出力することができます。設定により、「DRAFT」の透かしを入れて出力することができます。 |
ユーザ |
請求を一括作成 |
「請求用」リストビューで使用することができます。 期間収益レコードをチェックし、「請求を一括作成」ボタンを押すことで、チェックした期間収益レコードに関連する請求レコードをまとめて作成することができます。 |
ユーザ |
売上を一括作成 |
「売上作成用」リストビューで使用することができます。 期間収益レコードをチェックし、「売上を一括作成」ボタンを押すことで、チェックした期間収益レコードに関連する売上レコードをまとめて作成することができます。 |
ユーザ |
(期間収益)帳票フィールドへ自動転記 |
帳票に記載する下記項目を自動作成します。 帳票(ヘッダー)フィールド1に「納品書発行日」、 帳票(ヘッダー)フィールド2に「期間収益ID」、 帳票(ヘッダー)[受取]フィールド1に「納品書発行日」、 帳票(自由)フィールド1に「下記の通り納品致します」、 帳票(自由)フィールド2に「納品日」、 帳票(自由)[受取]フィールド1に「下記の通り検収致します」、 帳票(自由)[受取]フィールド2に「検収日: 年 月 日 」、 帳票<条件>フィールド1に「得意先発注番号」、
項目自動作成をカスタマイズすることもできます。 |
レコード作成、 または、無効にチェックが入っていない状態で転記元の項目を更新 |
(期間収益)請求漏れチェック |
「売上計上日(検収日)」がX日以上前の日付、かつ、「請求作成済」と「受注で請求作成済」にチェックがついていない場合に、案件担当者に請求漏れの確認を行うようChatter通知します。
X日はデフォルトは40日です。カスタマイズ可能です。 |
スケジュール(毎日) |
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